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初めてのインディゴ染めで学んだこと

執筆者の写真: 純子 加地純子 加地

更新日:2024年11月12日

インディゴはマメ科の植物で、特有の青臭い香りがあります。ヘナでアレルギーを起こすケースは聞いたことがありませんが、インディゴはかぶれることもあるそうです。 沖縄に来て、インディゴブルーの髪色を希望された方がおられたので、万が一を考えて、パッチテストをさせてもらいました。 ご自身でインディゴ染めしてみたい方も、初回はパッチテストをしていただくことをおすすめしています。 ヘナもインディゴも黒髪だと色の変化はわかりませんが、白髪だと本来の発色がよくわかります。初めてのインディゴ染めの方のビフォーアフターの写真です。



きれいなブルーに発色しました。


3日かけて発色します。

次の画像は3回目の塗布の翌日の写真です。


紫の傾向が強く、毛先にブルーが発色していました。

次の写真のように、インディゴは溶いてからどんどん色が変化し、発色させる力も変化します。


インディゴは溶くお湯の温度によっても発色が変わるし、ペーストを溶いてから塗布までの時間が長くなると退色しやすくなる特徴があります。 極端な話、塗り始めと塗り終わりの時間差によっても、色味が変わる可能性もあると思います。 ペーストがゆるすぎると定着しにくいし、かたすぎると扱いにくいです。時間がたつとかたまる性質もあるので、洗い流すときには苦労しがちです。 そのためにも、ハーバルブレンドやヘナなどの別ハーブを少し入れて、くしどおりや色の安定を助けるほうが望ましいです。 洗い流した後、濡れたまま放置しておかれると、ブルー系の発色がすすみやすくなり、すぐにドライヤーで乾かすと紫系の発色がすすみやすくなります。 重ね塗りしていくたびに色が深くなっていくので、根元と毛先は自然なグラデーションができます。 根元から毛先まで同じ色にしたい場合は、オーガニックのハーブ染めは向きません。



ヘナとインディゴの混色ペーストでもインディゴの色抜けが早い傾向が強いようです。 「どんな色が出るかな?」というくらいのゆるい気持ちで向き合ってもらえる方なら、オーガニックのハーブの発色を楽しんでいただけるのではないかと思います。

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